桜が舞ふ京都。
桜に想ひをよせ君を想ふ。
「巴、、、。」
俺自身が殺めてしまった
最初の妻。緋村 巴。
白梅の香りに包まれ
永久という眠りについた。
「巴、、、。」
俺は君を片時も忘れたことはない。
今でも毎日君が夢に出てくる。
いつもの君が、、、。
無表情で何も感じがないような雰囲気でいつもこちらを見てる。
何かを言うわけでない。
何かをするわけではない。ただこちらを見ている。
だが俺はそんな君を見ると安心する。
「ありがとう。巴。」
俺は昔の贖罪のために生きそして死んでいく。
君が俺に教えてくれた
唯一の答。
「ありがとう、巴。そしてさようなら。」
春が香るこの季節。
桜の華は剣心を送るように咲き乱れていた。
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