鮮血が舞うこの街はどこか狂っているのだろうか。 人は剣を持ち沢山の人を殺めていく。 沢山の人が血を流し 地面に張り付いているこの光景は異常なのか。 鮮血なんて、ただ人からあふれる液体。 ただ止めどなく溢れて 流れ出していく。 ただそれだけのこと。 俺は新時代のために 人を斬ることに 躊躇や躊躇いはなかった、はずだった。 俺と君が出会うまでは。 君が俺の前に現れるまえまでは―。 →next 酒呑み場